~魔裟斗 3年振りの王座獲得への挑戦~

魔裟斗

 



vsイアン・シャファー(オーストラリア)

  • K-1 world MAX2006 日本一決定トーナメント 2006.2.4


対戦相手のシャファーは

ボクシング出身で総合格闘技を主戦場にしている

この試合はスーパーファイト(ワンマッチ)

去年のケガの回復具合を確認・調整試合といったところか

1R

ボクシングを主体にパンチ連打を狙うシャファーに対して

魔裟斗は早くもローで足を止めにかかる

1R終了時にはすでにローを効かせる

2R

シャファーのパンチ連打が見られるも

魔裟斗はクリーンヒットを許さず距離を支配

3R

足が完全に止まったシャファー

魔裟斗はコーナーに追い詰め

飛び膝を見せるなど

圧力を掛けるも倒しきれずゴング

3-0判定勝利

完全に試合を支配するもKo宣言は有言実行できず

マイクでは倒せなかったんだけど、勝てたからまあまあかな…

と唇を噛みしめ不完全燃焼が伺えた

スポーツ紙では

KOでの有言実行ができなかったことを報じられる

vsレミギウス・モリカビュチス(リトアニア)

  • K-1 world MAX2006世界一決定トーナメント開幕戦 2006.4.5
1R

秒殺王の異名を持つレミギウスは

一気に距離を詰め

飛び膝でKOを狙う

対する魔裟斗は

バックステップにあまり頼らず前に出続ける

いつものローキックはあまり使わず

右ミドル・右ストレートを多用

2R

レミギウスの失速は思ったほど見られず

1R同様どんどん前に出てくる

魔裟斗はパンチコンビネーションからの

ボディーをキッカケに

膝・前蹴りで腹を効かせる

そして動きが止まったレミギウスに

怒涛のパンチラッシュを放ち

セコンドよりタオルが投入され

2RTKO勝利を飾る

試合後のマイクでは

前回の試合倒せなかったんで、今回は絶対に倒したいと思ってたんで良かったです

次の6.30に向けて良いスタートが切れました。今年こそって何度も言ってるけど、3度目の正直、頑張ります!

と王座返り咲きを宣言

準々決勝 vs小比類巻 貴之

  • K-1 world MAX2006世界一決定トーナメント 2006.6.30
1R

小比類巻は前蹴り・ローキックを多用し

どんどん前に出てくる

いつもの小比類巻らしかぬ動きを見せる

対して魔裟斗は

前蹴りを警戒しつつ

懐に入りパンチを繰り出す

2R

小比類巻の勢いは止まらず

圧力を掛けてくる

魔裟斗は回りながらパンチで応戦

接近戦ではアッパーを繰り出す

3R

これまで両者決め手に欠くも

魔裟斗がボディーを効かせ

最後は左ストレートで見事にダウンを奪い

3-0判定勝利

※3R終了ゴングのあと

魔裟斗から肩を組み

「もう仲良くしようよ」と伝える

小比類巻も笑顔で答え

9年もの因縁にピリオド

試合後、小比類巻とセコンドの前田憲作が魔裟斗の控室に訪れ称え合うシーンが見られた

 



準決勝 vsアンディー・サワー(オランダ)


1年前、ケガで棄権しなければ戦っていたはずの

幻のカードが実現

1R

両者、同じ距離で戦い

コンビネーションを得意とするだけに

手数が多い

2R

スロースターターのサワーが

どんどんエンジンを掛けていく

コンビネーションからのローを使い

魔裟斗をロープ・コーナーへと追い込む

魔裟斗も負けずに

ショートアッパー・ハイキックで応戦

3R

これまで速いペースで試合展開に

魔裟斗はスタミナ切れが見られる

逆にサワーはどんどん加速していく

サワーの強烈なジャンピング・ハイキックが

魔裟斗のアゴを捉え試合が動く

終盤、サワーのラッシュに

魔裟斗がスリップ

しかし判定はダウン

すぐに立ち上がるも

諦めにも見える笑みを見せ

ダウンを奪い返すことができず

敗退

※大会中であったが、試合後に退場

※3年振りの王座返り咲きに失敗したことにより「引退」を決意する

トレーナー達も

魔裟斗本人も

諦めモードだったが

土居トレーナーだけは

一人悔しがっており

年末の試合で

予定が狂ってしまったのが敗因と述べ

これから組むメニューをこなしていけば

もっと強くなる

という言葉を受け

「引退」

を取り消し

再起を決意し

練習をスタートしたのは10月

数カ月振りのジムワークだったが

ブランクを感じさせない動きを見せる

左足を骨折してからは

故障のリスクを避けるため

キックを控え

パンチの練習量が増えたこともあり

パンチに頼るスタイルになっていた

土居トレーナーの分析によると

今まで上半身の筋力に下半身がついてこれなかったことがわかり

下半身の強化に着手

※このときに最大酸素摂取量を測定すると駅伝選手並みの数値を叩き出していた

そして静岡県伊東市に初合宿を行う

メニューは

朝6時半に起床後

10キロのロードワークを行い

午後はひたすら

単距離ダッシュを行うというものだった


この合宿により

疲労で自然と夜は眠くなるため

早寝・早起きの生活にシフト

それまでは

練習後に夜遊びをして朝帰り

昼前に起きる

という生活スタイルだったが

今まで酸素カプセルとか色々試したけど

早寝早起きをすると回復力が全然違う

髪の毛のハリも良くなった」と話している

※引退した現在も 早寝・早起きを続けている

ジムワークでは

血液検査を基に

科学的トレーニングをにシフト


練習時間は

今までの半分となった

だが少なくなった練習時間で

濃いメニューをこなすことになるので

今までよりもハードな練習になった

これまでプレッシャーからか

オーバーワークを続け

疲労が回復する前に

トレーニングをしていたことが原因で

肉体的にも精神的にも

追い込まれることが少なくなかった

※以前はプレッシャーから眠れず睡眠薬を飲んだり

家の中を何度も滅茶滅茶にした」と話している

科学的トレーニング後の

メンタルの変化が発言に見られ

練習はみんなやってるから当たり前

俺は練習は1日2時間だけ、朝1時間走ってジムワークで1時間

じゃあどこで差をつけるかっていったら残りの22時間の使い方」

22時間を回復の時間にあてる、上に行けば行くほどそう

※現役中、夕方の練習に備えるため必ず昼寝をしていたとのこと

vs 鈴木 悟

dynamite2006.12.31

当初は参戦するつもりはなく

K-1谷川Pが

わざわざタイで撮影していたところまで来てくれたことで

谷川さんの熱意に負けた

と参戦を決める

当初対戦相手は

韓国のボクサー

チェ・ヨンスだったが

脚の怪我により鈴木が代役を務める形に


こうして急遽変更になったカードで

鈴木のもとへオファーが届いたときには

80㎏あった体重を

短い期間で契約体重まで落とすという男気を見せる

試合前、パンチで来ないと踏んだ鈴木は

「ボクサーのパンチを教える」と挑発


これに魔裟斗は怒り

「蹴り倒す、松葉杖を持って来い」

と舌戦を繰り広げる

1R

ボクサーvsキックボクサーらしい

パンチ対キックという試合展開


鈴木のパンチが魔裟斗の顔面を捉え

魔裟斗はローで足を止めにかかる

2R

すでにローが効いている鈴木は

パンチの踏み込みが弱く前に出れない

魔裟斗は容赦なくローに徹し

結果3度のローキックのダウンによりKO勝利

※実はこの二人

昨年ボクシングのみのスパーリングを敢行しており

「ボコボコにしてやった」(魔裟斗)

2007年に続く。

 



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